相克は実は→よみがえりの方(和して強くなる。)


漢方では相生、相克という考えがあります。
相生は木は火を燃やし土となり(灰は土を再生させる)また土の中からは金属のような炭が生まれ、炭は泥水を濾してきれいな水を生むことができる。(注:これは私流の五行相生の解釈です。)
また相克は金属は木を傷つけ木は土を吸収して痩せさせ、土は水をせき止め、水は火を消す。このように相手を弱めるものを相克と言っています。
陰陽五行説という漢方理論では木・火・土・金・水はそれぞれ肝・心・脾・肺・腎に相当します。
また、上の図を見てもらえればわかりますように、五行には五味があり
腎は塩味、心は苦味、肺は辛味、肝は酸味、脾は甘味となっています。
漢方の世界観では腎→心→肺→肝→脾は相克の順になり互いを弱めてしまうような概念になっています。
しかし、味覚に焦点を置いた場合、相克の順は実は「よみがえり」、つまり体調回復の順なのです。(相克は匙加減を間違えて、量がオーバーした時に発生し、量が適量であれば、実は起死回生の復活のための方になるのです。)
例えば、寝ていることしかできない状態で何も口に入らない時
まず、水を口にします。
そして、水を体内に入れたらその水分を血管内に引き込む必要があります。
そこで次に塩分を口にします。
そうすると血管内には水分が満ちはじめ循環が起こります。
そこで次に苦い味のものを口にします。
そうすると苦味によって体には引き締めの作用が起こり少ししっかりすることができます。
それでも起き上がるのが辛いので、次に辛味のものを口にします。
そうすると、起き上がるのもつらかった状態から
辛味刺激によって起き上がることができるようになります。
起き上がることが出来るようになると
動くようになります。
動くようになると、筋肉疲労が生じます。
そこで酸味のものを口にして筋肉疲労を癒します。

するともっと動けるようになり、今度はカロリーが足りなくなります。
そこで甘味のものを口にして効率良くカロリーを摂取するようにします。
ここまで来たら
今度はまた水に戻り、水分補給をします。
上の図の甘味(脾)→水は、ひふみよの数詞付けで見ると
よ→み
になります。
よ→みと返ってくるわけです。
よみがえりですね(^^♪
**
相克という言葉に覆い隠されたよみがえりの方が
ここにあったのです。

食欲が無いのに、訪問先で幕の内弁当が出ました。
全部食べなければ相手に失礼
さあ、困りました。

こんな時、水(さ湯)→塩味→苦味→辛味→酸味→甘味→水(さ湯)
の順に一口ずつ口にしていってください。
それを繰り返すことで、体調を回復しながら食べてゆくことができます。

剋して病気に勝つのではなく、和して自分のものとして力にしてゆく考え方が
和方に見る精神ではないかと思います。
withコロナを生き抜くには克つのではなく、
和して力強くなる方法が求められているのだと思います。



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