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7月, 2020の投稿を表示しています

体力別の過ごし方~

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新型コロナウイルスの流行により社会という集団における過ごし方は諸説あるものの少しずつその方向性が見えてきたように思いますが、ここへ来て、体力別のそれぞれの個の過ごし方にも焦点を当てるべき時期にきたのではないかと思います。  上の図は以前から私が提唱しているホメオスタシスレベルの図です。人それぞれ生まれつきの体質や持病、生活環境など様々な要素により健康を維持する力、ホメオスタシス(生体恒常性)の能力が違ってきます。それにより、例えば新型コロナウイルスに感染した時のその後の体の反応と経過も変わってくる可能性が高いことが考えられます。そこで、皆様それぞれが今自分がどのレベルに居るのかを客観的に把握していただき、どのように過ごしてゆけば良いのかを理解していただければ、これからの対応、対策のご参考にしていただけるかと思います。  それでは、簡単に上図の各ホメオスタシスレベルと過ごし方(主に食べ方)について解説いたします。 ホメオスタシスレベルは6から1、そして0まであります。6が寝たきり状態で自力での生活が困難な状況です。この段階では点滴治療など医療による治療が必要な状況のことが多いと考えられます。  次にホメオスタシスレベル5:これは起き上がることが辛い状態、自力でトイレになんとかいける最低限の生活がなんとかかんとか出来るレベルですね。この時点で体を支えてくれる主体となる味は塩味です。食事では味噌汁、梅干しなどで塩分を補給、おかずでは鮭がいいです(生は禁)あとは梅醤番茶もいい。そして炭水化物はお粥ですね。甘いものは果物など一口サイズのものを少しです。この段階で甘いものの摂り過ぎは禁!!脱水にならないように注意しながら水分と塩分を補給し血液循環を保つことが大切です。(塩分は少量ですぐに飽和状態となりますので、くれぐれも摂り過ぎにご注意を!!)  そして、その段階より浮上したらホメオスタシスレベル4:これは起き上がれるようにはなったけれでも、日常生活が辛い状態です。この時の体を支えてくれる主体となる味は苦味、番茶、ほうじ茶などの苦味、そして、漢方の苦味が一番役に立つ段階です。この段階でも甘いものの摂り過ぎは禁、生魚も禁、牛肉、豚肉もその脂を消化吸収する力がまだありませんので、肉類は魚、鶏肉で摂取してください。この段階でカロリーを補うのに便利なのがサツマイモです。アミノ酸価が高く、炭水…

え?人間関係のトラブルは→発達の傾向と関係!?

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新型コロナウイルス禍が長引き、皆さんストレスが溜まってきている方が増えています。 こんな時、人間関係がギスギスしがち、いつも不登校や職場での人間関係、ステイホームで家族内での人間関係、親戚づきあい、ご近所さんとのお付き合い、介護の悩みなど色々な場面で人間関係が絡んできます。そんな様々な人間関係で疲弊して心身を患い、クリニックを訪れる方が多いのですが、その多くが人は皆自分と同じ考え方をしているという思い込みに原因があります。  十人十色といいますが、人それぞれの思考パターン、なぜそんな発言をするのか、なぜそんな行動になるのかを客観的に理解することで、その思い込みを解除することができます。 私は長年、人の心身とその人の好む色との関係を研究していますが、色の嗜好性と脳の使い方(癖)にはある程度の傾向があることがわかってきています。  上の図を見てもらえると簡単にそれが、理解できます。
 まず、紺~水色系の色を好む人は左脳優位型の思考をする傾向にあります。理論的に物事を判断し、理にかなうものを選択して行動に移していこうとします。逆に理にかなわないものは受け付けることが難しいという柔軟性に欠ける傾向もありそれが他人からは頑固と映ることにもなります。この傾向が顕著になり偏ってくると社会交流性を保つことが困難であると、ASD色が強くなります。  次に緑~黄緑系を好む人の多くは右脳優位の思考をする傾向にあります。右脳の感覚的な判断が優勢となり、順序だった理論的な展開を嫌う傾向にあります。そのため、教科書的なことや書類など定型的な文言を素直に理解することが困難で、その人独特の理解、判断をして物事を進めてゆくことになります。周囲からは身勝手、何を考えているかわからない人と映り、当たり前に学習するということが難しく、この傾向が偏ってくると学習障害、LDとみなされることがあります。  最後に黄~橙~赤(紫)の暖色系を好む人は左右の脳の情報を交流しながら使う人が多く、現実と理想のバランスを踏まえながら行動してゆきますが、この左右脳の交流が忙しくなったり煩雑な傾向になると、注意力が散漫となり、精神も落ち着かなくなります。そのため抜け落ちてはいけない当たり前のことを忘れてしまったり、文章を読み違えたり、数字が抜けてしまったり取り違えたりということが発生してしまいます。この傾向が強くなってくると注意欠陥・多…

相克は実は→よみがえりの方(和して強くなる。)

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漢方では相生、相克という考えがあります。 相生は木は火を燃やし土となり(灰は土を再生させる)また土の中からは金属のような炭が生まれ、炭は泥水を濾してきれいな水を生むことができる。(注:これは私流の五行相生の解釈です。) また相克は金属は木を傷つけ木は土を吸収して痩せさせ、土は水をせき止め、水は火を消す。このように相手を弱めるものを相克と言っています。 陰陽五行説という漢方理論では木・火・土・金・水はそれぞれ肝・心・脾・肺・腎に相当します。 また、上の図を見てもらえればわかりますように、五行には五味があり 腎は塩味、心は苦味、肺は辛味、肝は酸味、脾は甘味となっています。 漢方の世界観では腎→心→肺→肝→脾は相克の順になり互いを弱めてしまうような概念になっています。 しかし、味覚に焦点を置いた場合、相克の順は実は「よみがえり」、つまり体調回復の順なのです。(相克は匙加減を間違えて、量がオーバーした時に発生し、量が適量であれば、実は起死回生の復活のための方になるのです。) * 例えば、寝ていることしかできない状態で何も口に入らない時 まず、水を口にします。 そして、水を体内に入れたらその水分を血管内に引き込む必要があります。 そこで次に塩分を口にします。 そうすると血管内には水分が満ちはじめ循環が起こります。 そこで次に苦い味のものを口にします。 そうすると苦味によって体には引き締めの作用が起こり少ししっかりすることができます。 それでも起き上がるのが辛いので、次に辛味のものを口にします。 そうすると、起き上がるのもつらかった状態から 辛味刺激によって起き上がることができるようになります。 * 起き上がることが出来るようになると 動くようになります。 動くようになると、筋肉疲労が生じます。 そこで酸味のものを口にして筋肉疲労を癒します。
するともっと動けるようになり、今度はカロリーが足りなくなります。 そこで甘味のものを口にして効率良くカロリーを摂取するようにします。 ここまで来たら 今度はまた水に戻り、水分補給をします。 * 上の図の甘味(脾)→水は、ひふみよの数詞付けで見ると よ→み になります。 よ→みと返ってくるわけです。 よみがえりですね(^^♪ ** 相克という言葉に覆い隠されたよみがえりの方が ここにあったのです。
食欲が無いのに、訪問先で幕の内弁当が出ました。 全部食べなければ相手に失礼 さあ、困りました。
こんな時、水(さ湯)→塩…

え嗅覚障害じゃないの!?⇒体調で好きな香りが変わるんだ!!

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体調により好きな香りは変わります。例えばいつもはイランイランが好きな女性が水様便を主訴に来院されて時のこと「いつも好きなイランイランが嫌な香りに感じるのです。」と診察の終わり際に心配そうに尋ねられました。嗅覚障害ではないかと思われたのです。しかし、他の精油の匂いなどちゃんと判別できるので、嗅覚障害ではありません。そしていつもは嫌いなレモンユーカリが良い香に感じるとのこと、ユーカリレモンはシトロネラールという虫よけによく使われる主要な芳香成分ですが、皆さんがご存知のユーカリとは似ても似つかない全く別物の香です。(アロマの虫よけスプレーなんかの香ですね)普段好きな香りが常にいいと感じるわけではありません。体調により好ましいと感じる香は変化するのですね。体調不良の時、アロマでなんとか体調を整えたいときはこういったことも記憶に留めておいてもらえるとお役にたてるかと思います。 ついてですが、体調によりいいなと感じる色も変わります。その好みの変化は様々な情報を提供してくれます。これこそがColor holistic medicine の基本的な要素になっています。

漢方が効かなくなった。→え!?食べ物が原因なの!?

新型コロナウイルスの第1波が収束してから、まだ咳がいつまでも治まらない。とか、食欲不振が続くなどの症状を訴える方がチラホラ見受けられます。そんな中で、咳がいつまでも収まらないと、当院を受診された方のお話しをしてみましょう。
 もう、2週間近く咳が続き、ちょっと酷くなってきた。夜間にも咳こんで眠れないと訴えられます。市販の総合感冒薬を内服されていたのですが改善がなく当院を受診されました。のどが痒いとの訴えがあり、アレルギー検査をすると杉やヒノキ、ハウスダストなど様々なアレルゲンが陽性にでました。西洋医薬はあまりお好みではないとのことでしたので、漢方で治療を開始しましたがしばらく処方を色々調整しながら改善傾向にあったのですが、ある日夜間に喘鳴がでてきて咳がぶり返したと再診されました。経過からするともう治っても良さそうなのにおかしいなあ・・・!?と思いながら念のために喘鳴の出た日のお食事などを色々と聞いてみましたら「その日、そういえばバニラアイスクリームを食べました。。。」とのことでした。 この方、乳製品にアレルギーはなくバニラアイスクリームを今まで食べても特に問題はなかったとのことです。
 普段体調の良い時なら問題はありませんが、病状が改善傾向にはあっても完全に治りきっていない時に、こういった甘い、脂肪分の多い、高カロリーのものを摂取し消化器系に負荷をかけると、その後はだいたい肺につけが回ってきます。漢方では腸と肺は表裏一体と考えられていますが、この方の場合はまさにこれをそのまま実践してしまった典型例となってしまったのです。
漢方は結構、手を尽くしたあとだったので、ここはもう西洋医薬の出番 キプレスというアレルギー性鼻炎、喘息などに効果のあるお薬を眠前に内服していただき、ほどなく喘鳴は出なくなり、咳も収まり結局、咳が治癒するのに1か月ほどを要しましたが、無事に一件落着となっています。
この方のように実体験をしていただくと、食べ物の選択の重要性が身に染みてわかっていただけると思うのですが、実は薬が効かない、効かないと言っている人の中には食習慣が大きく影響していることもあるということを皆様に知っていただきたいと思うのです。
 食生活大事でしょ!? 運動も取り入れて 心身のバランスを保つように心掛けてください。