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花粉症と陽line

コロナウイルス騒動がまだまだ収まりませんが、花粉症の方がそろそろではじめています。花粉症の季節になるといつも思うのですが、鼻をやられている人の水掻き診断をしていると必ず、2~3指の間の水掻きがぺちゃんこになっています。
 ここは実は陽lineの起始部位にあたります。気血水lineではない陽lineとは何か、指は5本あり水掻きは4カ所ありますが、気血水lineの起始部位の他に残る一つが陽lineの起始部で、これは上下肢の動起始部から上下肢の中心軸を貫き、体幹の中心軸へと流れてゆくlineを想定しています。この陽lineの起始部が、花粉症の方では必ず、ぺちゃんこになっているのです。
 陽lineは心、心包と小腸とくに十二指腸、そして膵臓、副腎と関係が深いlineとして考えています。イメージとしては横隔膜より上の中心臓器、自然界で言えば太陽にあたる心、そしてそれを包む心包、横隔膜より下では最もホットな部分食物を消化液の化学反応により消化する十二指腸、そしてそれに消化液をぶっかける膵臓があたり、そしてストレスに耐えるためのホルモンを分泌する副腎が相当します。色のイメージでは黄色になります。陽気と最も関連が深いlineです。太陽と太陰の対比で言えば、太陽の最も影響を受けているのが陽lineです。(太陰の影響を最も受けているのは水line、水lineを主るのは腎、脳幹部)
 そして、その黄色い花粉にやられる花粉症の人は陽lineの起始部である2~3指の間の水掻きが一番ぺちゃんこになっている。陽lineの頭頚部内での走行は中心軸を想定しており、百会へ抜け出る感じをイメージしていますが、人体を一本の管として見た場合は口と鼻がその一番端になりますので、陽lineの端は鼻あたりも想定すべきだとだと考えています。この辺りはまだ検証が必要なところでもあります。

 臨床の実際では、陽の水掻きがぺちゃんこになっている人は鼻汁がある、胸部のつかえるような症状がある、動悸を覚えることがある、など横隔膜より上で正中線上の症状を訴える時に、多く認められています。

 また、陽lineはポリヴェーガル理論の腹側迷走神経複合体と関係が深いと考えています。(ちなみに、交換神経系は気lineと、背側迷走神経系は水lineと関係が深い。血lineはオキシトシン、バゾプレッシンとの関わりが深い。)この気血水li…

気血水lineと漢方治療

このブログでは、芦屋こころとからだのクリニックで行っている気血水lineと漢方治療の治療例などを、必要な方々に届くようにと思いから掲載をしてゆきたいと思います。
まず、気血水lineとは何かですが、気血水lineは12本ある経絡を3つのlineにまとめたもので、気は魚に見る側線、血は副乳の並ぶミルクline、水は犬や猫の背中に見る立毛筋のlineが基になっています。 気line:魚の側線の図を見るとそれは人体の経絡で言うところの胆経のようであり、魚の目の周りを囲む側線などは人体の顔に走る胆経や三焦経の様であります。気lineは経絡では胆経を主体とし、上肢では三焦経をよりどころとして考えますが、その起始は手足の第3~4指(趾)の間の水掻になります。 血line:副乳の残存するミルクlineは女性ホルモンの変動により影響を受けやすいことがわかりますが、これらは手足にも及んでいると考えられ母指球や合谷のあたりの筋肉の盛り上がりの弾力は月経周期とともに変化し、多くの場合月経前に盛り上がり弾力を増し、月経終了とともにその弾力は低下し平板かしてゆきます。血lineは脾経を主体としますが、胃経、肝経など下肢内側を走る経絡の統括的なlineと考えています。上肢では大腸経がその主体となります。血lineの起始は手足の第1~2指(趾)の間の水掻になります。 水line:犬や猫が外敵に遭遇した時、威嚇し身を守るために背中の毛を逆立てますが、この防御の時に逆立てる背中の立毛筋エリアの両サイドに縦に走るlineを水lineと想定しています。経絡では膀胱系がその主体となります。上肢においては小腸経が主体をなしますが、その起始は手足の第4~5指(趾)の間の水掻になります。 以上が気血水lineの概略です。
診療ではこの気血水lineの状態を探るためのモニターとして 手の水掻きを触診します。水掻きは交換神経系が緊張状態が高まっていると固くなり、この緊張期間が何日も続き長すぎるとこんどは薄くぺらぺらに力ない状態となってきます。 このことにより、ストレスがあるのかストレスが続きすぎて消耗しているのかがある程度までわかるようになります。また、手掌の状態も観察します。特に母指球、小指球には情報量が多く含まれており、血実、血虚、腎虚、冷えのぼせ、腸の状態、妊娠が良好に経過しているかなどある程度まで推定がつくよう…